クラシックとDOLの意外な接点~スメタナのわが祖国より~

こんにちは。
高校時代、吹奏楽部のホルン吹きだったベントナーです。

こら!ホラ吹きではない(笑)


さて、スメタナの『我が祖国』はご存知でしょうか?

『我が祖国』では、ピンとこない方が多いかも知れませんね。
『モルダウ』といえば、なんとなく、分かる方も多いはず。
『我が祖国』は、連作交響詩で、スメタナの祖国チェコ、とくにボスニアの自然や伝承をイメージした6つの曲から構成され、モルダウはその2曲目。
今回は、モルダウではなく、次の3曲目にスポットを当てます。

3曲目のタイトルは『シャールカ』。
実は、ロンドンのクエストに、このシャールカの伝承にちなんだクエがありました。
これです。

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まぁ、このタイトルだけだと、なんのこっちゃというわけで・・・。
冒頭のさわりだけ・・・。
ロンドンの学者さんの口から語ってもらいますか・・・。

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あくまで伝承なのですが・・・
シャールカというのは、チェコの首都プラハの北東にある谷の名前であり、このクエストの題材になっている、シャールカの伝説の主人公である、勇女シャールカのことを指しています。

このシャールカ、恋人に裏切られて失恋。その心の痛手を晴らそうと、「すべての男性」に復讐してやろうと思い立つのです。

最近流行った、某ドラマのセリフを借りるなら・・・

百倍返しだ!!!
といったところなんでしょうかね・・・・。

一説では、蛮族の女戦士だったって話もあるのですが・・・、このシャールカ、その飛躍しすぎた復讐を遂げるために、一策を講じます。

それは、自分の体を縛り付け、ひどい目にあわせられていると自作自演。
通りがかった、ツティーラトの騎士たちに助けられます。
もちろん、ひどい目にあわされているなんて、作り話もいいところであったのですが、話を信じた騎士たちは、シャールカを助けるのです。

で、お礼をするために宴を開くシャールカ。もちろん、これは騎士たちを油断させるための罠。
現代でいえば、ハニートラップもいいとこです^^;
そして、大量に酒を飲んだ騎士たちは、油断もいいところ、すっかり夢の世界へ・・。
しかし、シャールカの復讐計画に力を貸す、たくさんの女戦士たちは、合図を待っていたのです。
夜が更けたころ、合図とともに、女戦士たちが騎士たちを襲い、すっかりと油断しきっていた騎士たちはみな討ち果たされてしまった。

ざっくりとですが・・・こういう物語なのです。


スメタナの作曲した「シャールカ」は、最初、激しいメロディで、湧き上がる復讐心を示し、宴の楽しい様子を表す中間メロディ、やがて、夜も更けていく感じ、そして、騎士を討ち果たすための合図のホルンが鳴り響くと、あっという間に、騎士たちが討ち果たされていく様子が描きだされたクライマックスへ。
そして、復讐は遂げられた・・・。といった感じの展開で、話のバックボーンを感じながら音楽を聴いてみると、結構情景が目に浮かんできそうな一曲です。
クラシックってとっつきにくいと思っている人も多いんですが・・・これは、聴きやすいのではないかと思いますね。
ぜひモルダウのカップリング感覚で聴いてみてください。

まぁ、CDを探すと、モルダウのわが祖国は全曲演奏されているCDが定番だと思うので、興味がわいた方は是非。

ま・・・。この物語・・・実はもう少し、ストーリーがあるのです。
シャールカは、復讐を遂げるために、自分の体を縛り付け、騎士たちを騙したわけですが、
自分の作り話を、真剣に聞き入り、信じて疑わなかった一人の騎士に恋心を抱いてしまうのです。

復讐を遂げるために、策を講じ、今、まさにその策によって、この騎士もまた殺されてしまうのだ。
そう考えたシャールカは、思いとどまろうとするのですが、たくさんの仲間を巻き込んだ計画は既に動き出し、
止めることなんてできない。

結局、復讐という行動が、彼女を苦しめてしまうのです。

好きになってしまった騎士を救うことはできなかったシャールカは、自ら命を絶ったと、伝承はそこで結ばれます。


失恋で受けた傷は、もしかしたら、次の恋をすることでしか、救えないのかもしれませんね。
復讐って、なんて愚かしいことか・・・。考えさせられる物語なのです。
そこまでは、音楽にのせられることはありませんが・・・。
もしかしたら、この部分まで音楽になっていたら・・・。多分、シャールカはここで紹介することはなかったかも。

こうして見ると、DOLのクエストも、いろんなところから題材を見つけ出して構成されてるんだなっていうことが解りますね。
クラシックの交響詩を題材にしたものなんか、曲の背景なんかを見つめていけば、もういくつかクエスト出来そうな気もしますね・・・・。

珍しく話が膨らみそうなクエストを見つけたので、ネタにしてみました^^
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No title

なるほどなるほど!
ホルンいいですよねえ
私は高校はオケでトランペット吹きだったんですが
ホルンにすればよかったなあと後悔しましたよ
クラシックでは金管の主役はやっぱホルンですもんねえ

ダニエリさん

お~。トランペット良いなぁ~。(´ω`)
トランペットは金管の中では華がありますからね。

ホルンって実は、目立つとこはあるものの、基本裏打ちという、半拍ズレのリズムを刻んでいる裏方さんなんです。

トランペット吹きたかった、でも、ホルンは好きでした。(´ω`)

No title

チェコの音楽家としてはドヴォルザークの方が有名ですけど
スメタナの方が故郷に対する想いの強さが物凄くでてるんですよねぇ

昔テストで名前をど忘れして
スタミナのモツナベって書いて出した黒歴史

ちまめさん

確かにスメタナはチェコ出身の作曲家としては、一番目にはこないかもですね。(^^;)
ただ、民族的に愛されてる点ではスメタナの方が上かな。

我が祖国は、僕はかなり好き作品なんです。(´ω`)

No title


クラシックの曲って、伝説をモチーフにして作られてるものもあるんですね。
はじめて知りました。

さっすが(`・ω・´)お師匠♪

オウミちゃん

スメタナあたりの年代になると、伝承や、実際に歴史上あったことなどをモチーフに作曲されるものもあるんです。

バロック期のクラシックよりは、取りつきやすいと思いますよ。

まったりティータイムのお供にいかがかな?(´ω`)
プロフィール

ベントナー

Author:ベントナー
大航海時代オンラインAstサバ
国籍・イングランド→?
商会・現在無所属
無所属で出馬中。(´・ω・`)

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